
CanonEOS 80DとCanon EOS 5D Mark Ⅱを徹底比較します。
まずは基本スペックで比較
※スマホの場合、はみ出しますので横スクロールできます。
機種 | CanonEOS 80D | Canon EOS 5D Mark Ⅱ |
---|---|---|
レンズマウント | キヤノンEFマウント | キヤノンEFマウント |
画素数 | 2580万画素(総画素)2420万画素(有効画素) | 2110万画素(有効画素) |
撮像素子 | APS-C22.3mm×14.9mmCMOS& | フルサイズCMOS& |
撮影感度 | 標準:ISO100~16000拡張:ISO25600 | 標準:ISO100~6400拡張:ISO50、12800、25600 |
連写撮影 | 7 コマ/秒 | 3.9 コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30 秒 | 1/8000~30 秒 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:1390枚液晶モニタ使用時:340枚 | ファインダー使用時:850枚液晶モニタ使用時:200枚 |
記録メディア | SDHCカードSDカードSDXCカード | コンパクトフラッシュ |
ライブビュー | ○ | ○ |
自分撮り機能 | ||
GPS | ||
動画記録画素数 | フルHD(1920×1080) | フルHD(1920×1080) |
幅x高さx奥行き | 139×105.2×78.5 mm | 152×113.5×75 mm |
重量 | 650 g | 810 g |
CanonEOS 80Dってどんな一眼レフカメラ?
発売日:2016年 3月25日
ポイント1 驚きの高性能、2420万画素 ・ISO100~16000、オールクロス45点AF
とにかく上位機種に引けを取らない基本性能の高さが特徴です。2420万画素やISO100~16000は先代のEOS 70Dより進化して、さらに他のエントリークラスと差別化が進んでいます。
そして、このカメラの一番の押しはオールクロス45点AF(オートフォーカス)です。AFには大きく分けるとラインセンサーとクロスセンサーに分かれます。ラインセンサーは縦か横かどちらか一方向にしか動かないセンサーですが、クロスセンサーは縦横どちらにも動けます。
つまりクロスセンサーでは、ピント合わせが圧倒的に早くなるのです。さらにそれがEOS 70Dの19点から45点に3倍増になっています。D70 から採用されている位相差AFも相まって、一瞬でピントを合わせ,高画質の画像が撮れます。
ポイント2 ファインダー視野率約100%
一眼レフを買ったからには、構えを作ってファインダーを覗きこみ、シャッターを切りたいものです。多くのエントリークラスのカメラでは、ファインダー視野率が90%台となっていますが、EOS 80Dはこのファインダー視野率100%を実現しています。
97~98%との差、2,3%が非常に大きいのです。これは実際に覗いて撮ってみないとわかりませんので、店頭で試し撮りをして比べてもらうといいと思います。ライブビュー撮影(液晶モニターを見てする撮影)のみの人には関係ない機能ですが、一眼レフの醍醐味、ファインダー撮影をぜひ活躍させてほしいです。
ポイント3 この高性能がコンパクトに
上の2点で、他のエントリーモデルとの違いを説明しましたが、上位モデルとの違いはやはりそのコンパクトさでしょう。基本性能は上位機種に迫っていますが、ボディ重量は約650g。
D70 からさらに軽量化され、大きな一眼レフではできない普段使いも可能になっています。この性能のカメラが気軽に持ち出せるという非常にうれしいサイズパフォーマンスです。
エントリーとしてこのカメラを選ぶ人へのアドバイス
ボディが10万円を超えるので、最初の1台としては高価なモデルにはなります。ただし、使いやすさ、基本性能、サイズともに非常に優れたモデルですので、これからカメラを頑張ろうという人には、長く付き合えるモデルとして非常にお勧めできます。
セカンドとしてこのカメラを選ぶ人へのアドバイス
他のエントリークラスからのステップアップはもちろん、大型のプロフェッショナル一眼レフカメラを持っている人のセカンドとしても十分な機能を備えていると思います。下位機種とは思えない写真が撮れますよ。
総合評価
見た目のよさ、質感 | ![]() |
軽さ、コンパクトさ | ![]() |
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画像の精細さ、ノイズの少なさなど | ![]() |
手ぶれ補正、撮影モードなど | ![]() |
メニュー操作・設定のしやすさ | ![]() |
液晶画面は見やすいか | ![]() |
バッテリーの持ちはよいか | ![]() |
しっかりホールドできるか | ![]() |
CanonEOS 80Dで撮影した写真集
※価格は最新ではありません。数万円単位で安くなっていることが多々ありますので必ずAmazonサイトで確認してください。
利用者レビュー
シャッターチャンスに強いカメラ
評価:
約4ヶ月使用し、結果的に手放してしまったので、最後に再レビューします。前回レビューしたときも薄々感じていたのですが、やはり6Dとの差が気になり始め、段々80Dを持て余すようになってきまして・°°・(>_<)・°°・。それほどフルサイズ信者でもないと思ってたし、大して写真もうまくないので、80Dでも必要十分と思い込もうとしていたのですが、6Dで撮影した写真と交互にrawの現像をしていると、やはり仕上がりに差が出てきて、どうせ1台持ち出すなら6Dがいいなぁなどと考え始め、追い打ちをかけるように5DⅣの噂も出てきて、ごめんなさいと相成りました。ちょっと高くつきましたが、勉強になりました。多分5DⅣ買います。以下は、最初のレビューです。タムロンは対応しましたね。=================== 初めて投稿します。 購入して1週間ほど使用しました。 これまでEOSは6DやKissのX4を使用してきたので、それと比較した感想です。1.画質 すごく良いですが、やはり、6D>80D>X4という順序です。室内の撮影でもX4よりノイズがずいぶん減ったという印象ですが、フルサイズほどの感動はいまのところないです。 また、ピクチャースタイルのポートレイトの色味が良くなったと思います。2.操作性 まだ十分使いこなせていないです。 これまでほぼ中央1点AFでしたので、外側の測距点もどんどん使いたいと思います。任意の測距点を選ぶダイヤル操作や測距エリアモード選択ボタンがまだ慣れません。横位置と縦位置で、測距点を別々に記憶できるのは便利そうです。 液晶のタッチパネルもM2より良好な気がします。 また、6Dでもできなかった、MモードかつISOオートでの露出補正ができました。SETボタンを押しながら、メイン電子ダイヤルを回すことで露出補正ができるようにボタンの割り当てをしました。きっと、5DⅢや6Dの後継機にも採用されるのでしょうね。3.機能 これまで比較的AFにゆとりのある(!)機種を使ってきたので、すごく速くなった印象はあります。 レンズとの相性もあると思いますが、EF-S17-55mmや55-250mmSTMの使用時は快適です。 なお、サードパーティーのレンズは、シグマではトラブルはありませんでしたが、唯一持っているタムロンの28-300mmはライブビュー撮影でボディがフリーズしました。電源をOFFにしても液晶が消えなくなったりして少し嫌な感じです。そのうち対応されるのだと思いますが、タムロンのホームページにはまだ記載がないみたいですね。 バリアングルも初で、おっかなびっくり使っていますが、あきらめていたローアングルやハイアングルでの撮影ができて便利そうです。4.質感 シャッター音は、6Dよりだいぶ軽く、6Dの方が好きです。この違いで妻に気づかれると思いましたが、いまのところ気づかれておりません。(別に隠すつもりもないが、あえて話してもいない!)。 また、6Dと重量はほぼ同じですが、軽量になった感じがします。5.その他 6Dを購入して、フルサイズに移行したものの、フルサイズで望遠のシステムを組むことに経済的にも体力的にも躊躇し、APS-Cの一眼レフに未練がありました(100-400mmLⅡなどもすごく気にはなるのですが…。)。 8000Dや7DⅡも考えましたが、8000Dは連写のバッファが少ないこと、ワンショットとサーボの切り替えボタンが使えないこと(個人的にはこれが結構重要。)、8000分の1秒シャッターが使えないこと(8000Dなのに…)などから、7DⅡは、6Dより重く大きくなること、7DⅡほどの連写枚数は当面必要なさそうなことなどから、80Dにしました。 値段は下取り5000円を引いて13万円弱。 まだ割高感はありますが、70Dがあまり値段が下がらなかったこと、予備バッテリーのキャンペーンがあることなどから、良い買物だったと思います。ただ、これまで使っていたLightroom5が80Dに対応しておらず、6にバージョンアップすることになったのは想定外でした…。
※価格は最新ではありません。数万円単位で安くなっていることが多々ありますので必ずAmazonサイトで確認してください。
Canon EOS 5D Mark Ⅱってどんな一眼レフカメラ?
発売日:2008年11月29日
ポイント1 デジタル一眼の性能を最大限に楽しめるフルサイズ
ミドルクラスのカメラにフルサイズの撮像素子を搭載しているという点が最大の特徴になっています。画像素子というのは、フィルムカメラでいうフィルムサイズのようなものですが、エントリー~ミドルモデルでは、フルサイズより少しサイズの小さいAPS-Cサイズが使われていることが多いです。
フルサイズでは撮像素子のサイズが大きくなるため、どうしてもカメラが大型化してしまいますが、その分、画質やボケなどはやはり圧倒的にフルサイズの方が優れています。また、APS-C機に比べると、広角撮影にもかなりの差が出ます。
ポイント2 性能が抜群に優れている
フルサイズを十分楽しめる基本性能がしっかりしています。画素数2100万画素、CMOSセンサー、映像エンジンDIGIC 4など、8年前に発売されたカメラであるにもかかわらず、今でも十分使える基本性能を搭載しております。
後継機種としてEOS 5D MarkⅢが出ていますが、いまだにMarkⅡを使い続けている人が多いのも、機能に満足している人が多い証拠です。長く愛される名機になっているようです。
ポイント3 意外と使えるISO50
ISOというのは、カメラが光を感じられる敏感さであり、ISOが高いほど、暗い場所でも写真撮影が可能になります。新しいカメラが出て性能が上がるにつれ、ISOの上限値が上がってきており、今ではISO 25600が当たり前になっています。
ISOは下限~上限で表示されることが多く、100~25600などという形で表示されています。そんな中EOS 5D MarkⅡは、ISO 50~25600と下限値が他のカメラより低い設定になっています。上限は暗い場所で本領を発揮しますが、下限の意味をあまり知らない人も少なくないでしょう。
この下限は明るい場所での画質やボケなどの精度を上げたり、ブレを防止するために有効です。明るい場所での撮影が多い人は意外とISOの低感度側にも注意してみるといいでしょう。
エントリーとしてこのカメラを選ぶ人へのアドバイス
すでに製造中止されているので、中古のみ流通しています。2008年発売であり、徐々に値段が下がっているものの、まだボディの価格は中古で10万円くらいします。プロを目指している人で、値段の安いフルサイズが欲しいという人以外にはエントリーとしてはお勧めしません。
セカンドとしてこのカメラを選ぶ人へのアドバイス
古い機種ですがいまだにファンの多いモデルです。エントリークラスのデジタル一眼を持っているが、少し物足りなくなったという人にはお勧めのモデルです。後継機種のEOS 5D Mark Ⅲは非常に高価であるので、それとの大きな価格差も魅力です。
総合評価
見た目のよさ、質感 | ![]() |
軽さ、コンパクトさ | ![]() |
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画像の精細さ、ノイズの少なさなど | ![]() |
手ぶれ補正、撮影モードなど | ![]() |
メニュー操作・設定のしやすさ | ![]() |
液晶画面は見やすいか | ![]() |
バッテリーの持ちはよいか | ![]() |
しっかりホールドできるか | ![]() |
Canon EOS 5D Mark Ⅱで撮影した写真集
※価格は最新ではありません。数万円単位で安くなっていることが多々ありますので必ずAmazonサイトで確認してください。
利用者レビュー
まだまだ現役 EOS 5D Mark II
評価:
もう使い物にならないような評価をする人がいますが、使い込むととても良いカメラです。
腕不足を補う性能
評価:
まわりがみな同じ機種で自分だけX3で同じレンズでどうしても同じような色合いがでないのに悪戦苦闘するなか世界が変わる感じでした。ただ最近のマイクロフォサースやKISSシリーズに比べて女性には重い重量ですが、画質を見比べてもらえると良いと思います。付属レンズですとどうしても暗いのがズームの宿命といいますか・・・動画用や明るい場所での撮影、動物園などではズーム。暗い場所や雰囲気のある1枚は50L1.2を1本持っておくと良いかもしれません。趣味で持つには十分すぎる機種だと思います。
5年以上経ちますが
評価:
【デザイン】EOSらしいデザインで個人的に好みのです。角張ったデザインも悪いないと思いますが、EOSの柔らかい感じ良いですな。【画質】最新機種よりノイズは多いですが、自分の使用用途では問題無し。今でも十分通用すると思います。【操作性】キヤノンユーザーなら問題無いと思います。【バッテリー】容量は問題無し。縦位置グリップの形状がイマイチで握りにくい。7D以降は改善された感じですな。【携帯性】このクラスに携帯性を求めては駄目だと思います。携帯性ならミラーレスでしょう。【機能性】同時としては必要十分。機能性を求めるなら常に最新機種を購入すべきですな。【液晶】個人的に問題無し。【ホールド感】個人的に問題無い。シャッターボタンに自然に指がくる。【総評】今でも現役。5D3のAFが良いので欲しいが、購入するなら次期モデルか。AF以外は満足だな。
※価格は最新ではありません。数万円単位で安くなっていることが多々ありますので必ずAmazonサイトで確認してください。